本当のリーダーとは
いよいよ今日から11月になりました。
今日は、児玉光雄著「伝わる言葉で強い意識をつくる オシム知将の教え」東邦出版のまえがきにリーダーのあり方について、すばらしいコメントがありました。
本屋さんで、この本を買うときに「オシムの言葉」が隣にありましたが、私はその時、メンタルトレーニングに関心があったので、鹿屋体育大学助教授・日本スポーツ心理学会会員の児玉氏の本を手に取り、買いました。
スポーツをしている私には、たいへん参考になる点が多く、「第5章 逆境にこそ学べ」では読んでいて、ほろっとするところがありました。
以下は、児玉光雄氏のまえがきからの引用です。
リーダーの本当の仕事は部下固有の潜在能力を引き出すことにある。そのためには部下の自主性を育てていかなければならない。
(中略)
人望のあるリーダーは、単なる優しいリーダーではない。厳しい注文を出すが、
「なぜそれをしなければならないか?」について明確なビジョンを示す。
その上で最終的に自分がチームの全責任を取るという決意を部下に示して、部下の成長を実現するタスクを課す。
(中略)
オシムは単純で重要な言葉を何度も繰り返し選手に伝える。
たとえば、「もっと走れ! もっと考えろ!」である。
100回でも1000回でも同じことを繰り返し部下に言えるのが有能なリーダーである。
(児玉光雄著「伝わる言葉で強い意識をつくる オシム知将の教え」東邦出版 まえがきより)