頭の先からつま先まで戦っていけ

3月7日にフリースタイルスキーの世界選手権で金メダルを獲得し、来年2月のバンクーバー冬季五輪に代表内定が確定した、上村愛子選手に対して、決勝スタート地点でコーチがささやいた言葉です。

自称「小心者」の上村選手。過去3度の五輪はあと少しで表彰台に届かなかった。
「大きな大会で勝てなかった今までの自分は、失敗したらどうしようと大切な時に考えてしまった」
未熟だったと振り返っています。

コーチは、上村選手が自分の弱い気持ちを吐露すると、「なんでおまえがナーバスになるんだ」と心配を吹き飛ばしてくれるそうです。

決勝のスタート地点。
ヤンネ・ラハテラ・コーチから「頭の先からつま先まで戦っていけ」という言葉をささやかれ、自分を信じて疾走し、驚異のタイムで金メダルの獲得につながったとの事でした。

上村愛子選手、おめでとうございます。