現場の声を聞くことが大事

3月3日19:30〜22:00にNHK総合テレビで放送された、日本これから「いじめ、どうすればなくせますか」を見た感想です。


見ていて印象だったのは、文科省、教師、ジャーナリストなど大人達の自分の立場や組織を守ろうとする意見、逆の立場からの反対に批判する意見のぶつかり合いと感じました。

極端な言い方をすれば、組織やそこに所属する人が悪いという、責任のなすり合いのように感じてしまいました。


そのような議論を引き裂いたのは、大学生、高校生、中学生からの「いじめの現場にいるのは私たちだ。大人の考えや意見を押しつけるのではなく、私たち子供達の声に耳を傾けてください」という言葉だった。


私も含め大人は、いじめ問題に限らず問題が起こると、自分たちの立場や組織が責められていると感じ、それらを守ることに意識を集中させて、問題の本質から目をそらしているのかもしれないと思った。

一番大事なことは、「問題の答えは現場にある」ということを肝に銘じ、先ず現場の声を先入観なく聞くことではないのか、と私は思った。