勝利は自分の手でしかつかむことはできない(2004年全道高校体育大会の名言)

ノートに貼り付けてあった、2004年6月北海道新聞の切り抜きからの引用です。

テニス団体、札清田3年ぶり栄冠「主将が決めた全国切符」
女子団体の決勝は3連覇を狙う札幌日大高と、3年ぶりのV奪還を目指す札清田の大熱戦。札清田の主将田代がシングルスをタイブレークの末に制して、全国高校総体(インターハイ)切符をもぎとった。

決勝はコート3面の同時スタートでダブルス1試合とシングルス2試合を行った。8ゲームマッチで札清田はまずダブルスが敗退。この時点でシングルス2試合は互角の勝負を演じていた。

札清田は1つも負けられないがけっぷちからまず、1年生の藤原が6−6から2ゲーム連取でタイに。勝敗を決めるもう1試合は田代が6−5とリードしながら、手痛いイージーミスもあり逆に6−7とリードを許し、追い詰められた。

田代の相手は1年生の時からのライバルの武田。2年前の決勝で、この武田に負けて団体優勝を逃した苦い思い出が残っていた。

チェンジコートの時に、ベンチの本田監督に声をかけられた。「ここで勝つために頑張ってきたんだろう。勝利は自分の手でしかとれないんだぞ」と。

ここから田代は「今度は負けられない」と意地を見せた。ショットの正確さを取り戻し7−7、8−7、9−7と、1時間を超える熱戦を締めくくった。